metsankoti(森の家)T 様邸
もともと軽井沢に地縁があったわけではなく、別荘を構える予定はなかったんです。資産運用の一環として土地の購入を考え、リゾートの雰囲気があって利便性が高く、価値の下がらないエリアという観点から選びました。ここは周りのレストランのホスピタリティも高いですし、都会の暮らしとのギャップがありませんから。
もちろん軽井沢の風土は大好きでした。先人たちが大切に守ってきた自然あふれる静謐な環境、出会った人々の温かさ…。軽井沢に流れる特別な時間に触れるたび、多くの人々が愛してきたこの地にどんどん魅かれていきましたが、実際に建築に大きく舵を取ったきっかけは東日本大震災でした。地方で暮らすという選択肢ができたんです。
私たちは転勤が多く、引越は両手で足りないほど。また叔父が建築士だったこともあり、本当にいろいろな建物を見てきました。その中でこの別荘のイメージとして浮かんだのは、幼少時代を過ごした大正時代の古い洋館でした。華やかさとか賑やかさは軽井沢には似合わない。歴史あるこの地に溶け込むような、新築でも新しく見えない建物にしたいと思いました。ヨーロッパのアンティーク家具が似合う、少しかび臭いくらいの、感じです。
そんなイメージを具体化してもらうために設計・監理をお願いしたのは、アトリエワイズの横山正さん。作風が気に入り、まさに電話突撃でお願いしました。過去のニューイングランド・スタイルの作品をベースに、自分たちのテイストを取り込む形。凄い方なのにまったく偉ぶるところがなく、真摯に私たちの考え方を汲み取って頂きました。
建物自体がどんがった主張をせず、敷地にしっとりとなじんだ建築は先生でなくてはできない仕事です。先生を信頼して、構造や外観はすべてお任せしました。
例えばきれいな形の屋根の角度を生かすために、2階の一部は内部の広さが犠牲になっています。でもこれでいいんです。これが住宅でしたらそんなことは言えませんが、ここは別荘です。非日常の暮らし、アミューズメントなわけですから、住み心地や家事動線にプライオリティは置きませんでした。
竣工時に【metsankoti】という素敵なプレートを頂いたのですが、フィンランド語で「森の家」という意味なんだそうですよ。
クリエイト軽井沢さんについては、とにかく会社の雰囲気が良いというのが第一印象。みなさんとても素直で、つき合いやすいんです。かといって、ペコペコしているわけではないですよ。とにかく話をよく聞いてくれて、そして覚えてくれているんです。例えば、もともと土地探しは他社で始めたのですが、そこは自分で分譲した物件を押し付けてくるわけです。でもクリエイト軽井沢不動産さんはお願いして半年で完全に条件にマッチしていて、なおかつ予算よりずっと安い土地を探し出してくれました。
クリエイト軽井沢建設さんもそうです。初めて組む建築家との仕事で、従来の自分たちの仕様とは全く違う。でもその新しさを受け入れ、「Tさんスペシャルです」と楽しそう。常に顧客目線というか、私たちがこうしたいと言うと、「常識で考えて無理」ではなく、「どうしたら実現可能か」を考えてくれ、どうしても不可能な場合は「次善策はこう」と提示してくれました。
例えばリビングの雰囲気に合うカーテンレールやスタンドライトは、気に入った海外製のものを輸入しようとすると予算が全く合いませんでした。かといって通常の既製品では調和が取れません。困っていると、横山先生が知り合いの作家さんを紹介してくださいました。淡路島の鍛鉄で製作したんですよ。また丸い燭台状のフロアライトは、中華料理のお玉を焼き入れしたものです。これも予算とデザインに悩んでいた際、現場監督さんのアイディア+製作で採用されたもの。本当に素敵なチームと一緒に、建てること自体を楽しみ尽くすことができました。
管理面もすべてクリエイト軽井沢建設さんにお願いし、今は一か月に数日のペースで別荘暮らしを楽しんでいますが、散歩にゴルフ、最近では以前から興味のあったカーリングも始めました。ここには荷物もありますからパッキングの必要もなく、思い立ったらパッと遊びに来られる。
大好きな犬も一緒でOKですから、ホテルではできない楽しみ方に満足しています。
オーナー様の声の紹介1|軽井沢で別荘建築やリフォームをお考えならクリエイト軽井沢建設にご相談下さい。